2011年4月16日土曜日

仙台コンビニ事情


仙台市内についてのみ言うのであれば、コンビニも大半は営業を再開しているし24時間営業体制になっているところも多い。

しかし品揃えだけはどこもかもまだまだである。自分の知り合いがオーナーのコンビニ(サンクス)について言えばかなり深刻な状況といえる。

決してモノがないというのではない。置きたくても置けないものが多くて困るというのだ。何かというと、カン・ビン類、冷凍食品、冷蔵食品の類である。ほとんどコンビニの主力食用品、商品ばかりではないか。

要するに、群発している大きな地震(余震)のことを考えればだ。大きな地震はいづれまたやってくるだろう。そのときに再び復旧できるだけの余力はもうないということ。停電になったら全滅不可避の冷凍食品冷蔵食品はしばらくは置けないし、落ちて割れたり変形するビン類カン類もなかなか置きにくい。そういうことを言っているのである。まあその点では、自家発電設備でもない限り大型小売店と状況はあまり変わらないだろうが、とにかく少人数で店の内外のことをやらなければならないコンビニはどこもかも大変なようだ。

解決策、まったくないということでもないんだが。誰もがわかるような簡単な方法である。但し、フランチャイズによるチェーン展開というタテ組織そのものを破壊することになるのでどこもやらんだろうが。

ペットボトル類も結構大変なことになっている。自分はよほどのことがない限りはコンビニで飲み物を買って飲むときには伊○園のお茶濃い味にしているのだが、震災以降に製造されたものはボトルの容器が妙に薄くて、ボトルを強く持ったときにべこりという感じになったときには「これも震災の影響か」としみじみとそのボトルを見つめてしまった。もちろん伊○園だけではない。各社から出ている全てのものが皆そんな感じらしいのだ。そばにいた女性は「潰しやすくていいよね」と逆に歓迎していた。コンビニ勤務の経験があるらしく「軽くていいかも」とも言っていた。まあ確かにそうなんだが。

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