2011年5月10日火曜日

プロ野球を蝕むオカルティズム 楽天編

今日(5月8日)の試合も負けて対西武戦三連敗。やってはいけない地元での同一カード三連敗である。これをするチームはどこかに大きな根本的な問題を抱えていることが多い。
自分は今年はまだ一度も現地観戦はないのだが、それすら「残念なこと」ともちっとも思わない。
(一昨々日の金曜日なんて)試合のあったKスタ(宮城球場)のすぐそばを犬連れて散歩していた。
楽天イーグルスが勝てないのには誰が見てもはっきりとわかる理由がある。単純に点が取れないからだ。
これは誰のせいかといえば(昨年までの成績と照らし合わせればいいのだが)選手本人というよりも打撃コーチの責任である。あるいはそれを任せている監督の責任であり、フロントの責任でもある。
土曜日だったか昨日の日曜だったか、仕事仲間のひとりが仙台駅近くで解説者の駒田徳広氏を見かけたという。なんでも楽天ファンとおぼしき人たちとにこやかに談笑していたらしい。(元選手の)野球関係者の中にあって駒田がそういう気さくな人間だとはちっとも思っていなかったので意外な感じがした。
駒田(敬称略)といえば思い起こされるのは創設当初の楽天イーグルスの打撃コーチだったのを、開幕からの打撃不振の責任を取らされて開幕一ヶ月早々、二軍コーチに降格された過去を持つことだろう。
昨年も安部理コーチが打撃不振の責任をとるカタチで二軍育成コーチに降格している。
おそらく、だから再び楽天のフロントはもう一度この「降格・入れ替え処分」という宝刀を抜かざるを得ないことになるのでは。宝刀にしては抜きすぎだけどね。
にしても、選手とコーチとの間に吹くすきま風というか、まあはっきりといえば野手のコーチらに対する不信感というものはテレビでベンチ内を見ただけでもよくわかる。佐藤投手コーチのもとで一致団結した感じのする投手陣との温度差は歴然としている。
別のブログでも取り上げたことだが、問題の所在は礒部コーチよりもヘッドコーチ兼任の田淵幸一にあるだろうというのがもっぱらの楽天ファンの意見のようだ。
大体にして昨年も後半はその安部コーチのかわりに一軍のコーチとして帯同していた礒部コーチに責任があるはずもない。
田淵のどこがよくないか。それは打法の伝授とかではなくて、田淵が選手をよく見ていないからだろうと自分は思う。
じゃ田淵は何を見ているかというと、あいかわらず選手の血液型ばかりを見ているのだろう。
楽天イーグルスの打順(打線)のことを「オカルト打線」と呼ぶことに、もう自分はなんのためらいも感じなくなっている。
しかしそれに対して「それはちょっと違うぞ」的なことを言っている人がいる。
その人のはなしを聞いて自分は笑ってしまった。
田淵の血液型はAである。このA型タイプの人はむしろ専門職向きで、決して兼任でふたつの仕事を任せたりしてはいけないタイプなんだとさ。
つまり、血液型による性格診断(そんなアバウトなものがあっていいはずがないが)というものを一番よくわかっていない、あるいは実践していないのが田淵幸一自身だろうというのがその人の主張だからだ。
ここまでくると自分ももうただ笑ってあきらめるしかないなと思うだけだが。
さあ、どうするのかね楽天のフロントは。「頑張ろう東北!」をもじって「おまえがまず頑張れよ!東北楽天」と言われていることぐらいはもう耳に届いているはずだが。

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