昨年の九月鳩山内閣が成立した直後に下にある「一年持たない」という記事を書いた。
自分はこの三党連立というかりそめの内閣はすぐに崩れ去り、国民新党と社民党のどちらかが(あるいは両方が)連立内閣から去るのだろうという感じがしていたので自分の感じたままそのままを書いたのだけれども、現実はその上をいった。
鳩山内閣は沖縄の基地移転問題と郵政法案という本来ならば揉めたりする必要もないような法案ふたつのために窮地に立たされている。
この問題を解決するのは実に簡単なことで、基地問題を片付けたければ社民党を切ればいい。国民新党から出された郵政法案を呑まなければ「党が掲げた方針に反する」という批判をうけずにすんだはずなのだ。
普通の判断力のある人間ならばかならずそうしたはずだ。
それが出来ない今の鳩山内閣は何かがおかしくなっている。
誰もが手をつけられなくなるくらいにどこがおかしくなってしまっている。
結果的には自分が予想した「一年持たない」は当たったことになるのだろう。
おそらく6月以前に鳩山首相は辞意を表明するのだろう。
だが、だからといって自分は自分の予想が当たったとか誇る気はまったくない。
逆だ。彼ら(鳩山内閣)は仮にも我々日本人を代表する組織であるし、常にそうでなければならないはずだ。
ひとりの日本人としてこの鳩山内閣の体たらくぶりというものを恥じている。それだけである。